先日、元講談社編集員で現在会社経営をされている佐渡島さんと、慶応大学特任
准教授の若新さんとの対談が朝日新聞に掲載されました。今回はこの内容をピック
アップします。
『若新:いま、テレビにリモートで出演していますが、これまでなら「画質が悪い」
と却下されたはず。それが一気に「完璧じゃなくてもOK」となった。社会が新し
いものを採り入れていくときの、本来の在り方だと思う。
佐渡島:大量消費社会では、品質に差異がないことが理想とされていた。ところが
今回、多様性を認めようと変わってきている。
若新:「ちょっとこういう状況なんで」と、新しい技術ややり方を試行錯誤できる
ようになった。
佐渡島:ゆるさ、いい加減さ、雑さを受け入れることが突破口になるというのは、
結構な「気付き」ですよね。しかも世界中で起きてるというのが、とてつもない。
若新:漢字の「絶対」の反対は「相対」。でもひらがなの「ぜったい」の反対は
「あいまい」だと思うんです。
佐渡島:クリエーティブなものって、あいまいな中から生まれてくる。組織を作っ
ていると「ルールにして」とか「はっきりして」とか色んな声が上がってくるけど、
それに対して「まあいいじゃないか」とあいまいな状態のまま進むって、すごく重要
だと思う。
若新:その「あいまい」には教養が必要だと考えます。「ぜったい」は、例えば
チャイムが鳴ったら集まるとか、深く考えなくても運用しやすい。でも「あいまい」
は、1日1回立ち止まって、本当にそれだけなのか、ほかにないかなと疑問を持た
なければならない。自分とは違うものが存在することを知るのが大切です。
‘大阪わかものハローワーク’では、様々な価値観をお持ちの皆さまに寄り添った就職支援を実施中です。当ブログにて前回お知らせしておりますが、11月2日(月)からは「阪急グランドビル」にて業務を再会いたします(10月中は梅田ハローワークの中で業務を行っています)。是非、ご利用お待ちしています。
と却下されたはず。それが一気に「完璧じゃなくてもOK」となった。社会が新し
いものを採り入れていくときの、本来の在り方だと思う。
佐渡島:大量消費社会では、品質に差異がないことが理想とされていた。ところが
今回、多様性を認めようと変わってきている。
若新:「ちょっとこういう状況なんで」と、新しい技術ややり方を試行錯誤できる
ようになった。
佐渡島:ゆるさ、いい加減さ、雑さを受け入れることが突破口になるというのは、
結構な「気付き」ですよね。しかも世界中で起きてるというのが、とてつもない。
若新:漢字の「絶対」の反対は「相対」。でもひらがなの「ぜったい」の反対は
「あいまい」だと思うんです。
佐渡島:クリエーティブなものって、あいまいな中から生まれてくる。組織を作っ
ていると「ルールにして」とか「はっきりして」とか色んな声が上がってくるけど、
それに対して「まあいいじゃないか」とあいまいな状態のまま進むって、すごく重要
だと思う。
若新:その「あいまい」には教養が必要だと考えます。「ぜったい」は、例えば
チャイムが鳴ったら集まるとか、深く考えなくても運用しやすい。でも「あいまい」
は、1日1回立ち止まって、本当にそれだけなのか、ほかにないかなと疑問を持た
なければならない。自分とは違うものが存在することを知るのが大切です。
佐渡島:教養って、他者の立場に立つための土台となる情報ですよね。大学に何の
ために行くのか、それはあいまいさを許容するための教養を学ぶため。
ために行くのか、それはあいまいさを許容するための教養を学ぶため。
若新:学問の一つの意味は、価値観が大きく変わっても特定の時代や場所の価値観に
縛られないものの見方、考え方を身につけることだから。』
縛られないものの見方、考え方を身につけることだから。』
皆さん、この対談をどのように感じますか。コロナウイルスの影響で、世界
各地で‘絶対’が崩れています。それを各々が乗り切る方法の一つが、教養に裏打
ちされた‘あいまい’なのかもしれません。
各地で‘絶対’が崩れています。それを各々が乗り切る方法の一つが、教養に裏打
ちされた‘あいまい’なのかもしれません。
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