若い方には馴染みの薄い、某国営放送の朝ドラ「ひよっこ」では、集団就職や出稼ぎなどの話題にふれ、高度成長期の日本を支える働きぶりが伝わって参ります。
現代の皆さまの環境とはかけ離れた時代背景であり、想像もつかないことが多々あるかと思いますが、我々の世代からは「大先輩方」が酒の席では、♪「ああ上野駅」を歌うなど、まだ痛感できることもございます。
話は変わりますが、街を歩けば「いろんな仕事があるんだな」と理解できますね。特にコンビ二や量販店は、業界や職種を知る絶好の場であると思います。どうか、職種や業種選びで悩んでいる方は、働いている人の姿や話しを聞いてみるのも勉強になるし、大げさだけど社会の動きを知り、対策を練るのも大切かと思います。
仕事を選んだり職場を選ぶ基準を考える時、「ものさし・価値観」は人それぞれであると思いますが、その根本には「何のため?」と問い直してみると、より明確になって来るのではないでしょうか。
朝ドラの時代には、家族のために必死で働く姿が伝わってきますが、皆様は「何のために働くのでしょうか?」こんなことハローワークが聞くなよ!とお怒りかも知れませんが・・・・・・。
そこで、逆転の発想から「働くよろこび・仕事のよろこび」を考えて見たいと思います。
◆お金をもらう喜び(経済的安定)
◆人に感謝される喜び(存在感)
◆人とつながる喜び(仲間との出逢い)
◆誰かを幸せにする喜び(家族・仲間・お客様など)
◆自分が成長する喜び(スキルアップ)
※もちろん「やりがい」「いきがい」だけでは飯が食えません!と現実にはおっしゃる方もいますね。(家内からも言われていますが・・・・。涙)
皆様方も振り返ってみて下さい。多くの方との出会いがあって、働く喜びを実感されたことも多いと思います。もっと言えば、私も学生時代でも先輩や友人や後輩の存在があって、楽しい学生生活が送れたと実感します。
学生時代には、モロゾフやマックでの販売職、家庭教師、DM作成(宛名書き)、印刷オペレーター、施設での案内など様々なアルバイトに挑戦したからこそ、自分の得て不得手を知ることが出来ました。自分で言うのもなんですが、こう見えても「かわいがられる存在」でして、バイト先では社員さんから臨時ボーナスと称す会食会に連れて行ってもらったり。卒業後は内で働けと言われ、きっぱり断ったりして・・・・。今思えば失礼なことも。
社会人のスタートは、今で言うブラック企業?でした。5月には4分の3が退職。しかし、私も11月に退職しましたが(笑)、その時点で数名のみ。しかし、5年以上、もっと長く勤務している人もいるのは事実で。自分の価値観に合っている人は「喜び」とまで行かなくても「割り切り」というか、マッチしているんだなと感じています。30年以上前の新入社員時代の「同期の桜」とは、誰一人職場は異なれども、今も親交がございます。人とつながる喜びですね。あんな会社にいたことが、酒の肴となり、今は懐かしい想い出となってもいます。
皆さまも「自分らしく輝く」職場をさがして、悪戦苦闘していると思いますが、素晴らしい方との出会いや仕事との出会いを夢見て、希望に満ちた就活をお送り下さい!