2017年12月7日木曜日

kiseki ちいさな命

師走になって慌しさの毎日。
世間では、今年一年を振り返って云々との話題ばかり。
12月生まれの百均王子にとっては、新たな決意の時を迎えます。

今はむかし。数十年ぶりの大雪の某日に私は誕生しました。
病弱な母親は、医者をはじめ周囲からは産むことももう反対されたようですが、大切な命をとの思いで、出産を固く決意。しかし、母体への負担を考慮し、8ヶ月で私を産むことになったそうです。

しかし、産声一つあげずに仮死状態。「母体だけでも助かって良かったですね。」と医師の弁。
このままかと思った瞬間。かすかに動き出し、危機一髪を脱出。かろうじて保育器に入れられたとの事。
今では、超未熟児であったかけらもなく、誰も信じてくれません。(笑)

反抗期の頃には、いつも母が「私がどんな思いで産んだか知っとーと?」と言うたびに、「誰が産んでくれと言ってないやん」と反発。

人生ながく生きてくると、楽しいことも苦しいことも味わったけれども、このkisekiを起こした母の行動に感謝し、頑張ろうと決意して来ました。その母も、私が高校生になる頃には病気も克服。
47年寿命を延ばし、やはり大雪の日に逝きました。入院からわずか1週間での別れに複雑な心境でしたが、葬儀のときに近所の方々が、私や家族の話を嬉しそうに語っていたよとの言葉に救われました。

誕生の秘話をお伝えしましたが。かけがえのない一人ひとりの存在です!あなたの代わりは居ませんよ!あなたが幸せであって欲しいと願う人のためにも、あと一歩の努力、もう少しの勇気を振り絞って頑張ってください。

インフルエンザが流行して来ています。最高のコンディションで面接に臨めますよう、お身体を大切に!ファイト!