暑い暑い日曜日の夜、一羽の丸々に太ったウサギが罠にかかったお話です。
いつものように遊びまくり 群れから離れ 家路へ向かった 一羽のウサギ。
いつも通る道なので 不安げも無く 携帯をいじりながら歩いていました。
「あっつ!痛い」一瞬何が起こったのかもわからぬ状態で、戸惑う一羽のウサギ。
実はソコには”わな”が仕掛けられていたのです。(涙)
利き足の次に出た反対の足には、ワイヤーロープが巻かれ引っかかっています。
真正面から倒れたことで、両手(前足)両足(後ろ足)を強打し、ふっくら膨らんだお腹には脂肪のお陰で、胸を打つもののアバラには影響も無く、何とか大事には至りませんでした。
左手の携帯電話も吹っ飛び、右肩にかかったカバンも吹っ飛び、平成時代にも「こけた」経験を持たないウサギは、意識を取り戻し、恥ずかしさと聴衆の目を気にかけましたが、人通りも無く、見られる事無く、急ぎ足で現場を離れるのでした。
家路に着いたウサギを迎えていたのは、家族からの叱責。「太っているからよ。やせたら良いねん。」この場に及んで、こんな仕打ちなのか!(怒りをこらえ、痛みに耐えて)
取り急ぎ、シップもなく寝床につくも、寝返り度に激痛が。骨折の心配も?いや筋肉痛だろうと。自分を慰めながら朝を迎えました。
翌朝は家庭内での重要な職務である、ごみ出し日。激痛の中やろうと起き上がると、ナント、鬼の目にも涙?ボスや息子がごみ出しを変わりにしていたではありませんか。(感動の一場面)
階段の上り下りは勿論、靴を履くにも苦労して出勤。駅でもエレベーターやエスカレーターを利用。ご年配の方々からは、「何で貴方が乗るの?」みたいな目で見られながらも耐え忍んでの出勤。
3日がたった今では、シップは欠かせませんが痛みも和らぎ、普段通りの行動になってきました。
ウサギが学んだこと。
1)携帯を見ながらの歩行は危ない!
集中しているので、ほかが見えない。夜道に襲われる方もいるそうです。
2)油断大敵!
いつもは大丈夫なことも、チョット油断するとこんなことにもなる。
3)苦しい時には苦しいと言う!
相手が分かってくれたら助けてくれることもある。
4)苦しい時の厳しい言葉は忘れない!
励ましているつもりでも、相手にとって嫌なことば(叱責)は相手を傷つける。
5)自分の身体を知る!
肉厚ジューシーで守られた肋骨や内臓ではあるが、体重の重みが手足にかかったことで、やはりやせることの大切さを知りました。
いよいよ、東京オリンピック開幕まで、ちょうど一年となりました。
来年の今頃、皆様はどのような職場で、どのような生活をされているでしょうか。
私も、この一年間の目標を掲げ、見違える姿になるようがんばろうと思います。
さあ、夢ある皆様!希望ある皆様!未来ある皆様のご活躍を期待します。