2020年3月18日水曜日

人間万事塞翁が馬

 春だというのに外出を控えるようにとのお達しで、さぞかし窮屈な思いをされてはいませんか?各種イベントも中止となる中での就活は、生涯の思い出となることでしょう。(何をのんきなことを言っているんだ!とお怒りの気持ちも・・・・。)

 昨年4月に大学生になった知人の息子さん。偶然にも彼の働く姿をみて感動した話を「百均オヤジ」がお届けします。

 中学3年の時に最愛の父親を癌で亡くし、寂しさとともに高校を中退し、自宅から出れない状況を経験。皆さんの関わりで、単位制の高校へ編入。遠回りしたけども一歩でも前へ進んだ彼でした。昨年の大学合格もともに喜びあいました。偶然行ったスーパーマーケットで、後輩に値引きシールの貼り方を教えている姿に遭遇。苦しみを乗り越え、頑張っている姿を「そっと見守り」声をかけずに帰りました。

 「人間万事塞翁が馬」という言葉を座右の銘にされている方を二人紹介されている記事を読みました。
 一人目は、元プロ野球選手の松井秀喜さん。試合中に左手首を骨折し、1768試合連続出場記録が途絶えた時、落ち込むことなく「骨折して試合が休めるなら、打ち方を改造するチャンスだ」と考え、新しい打撃フォームに挑戦。復帰後の試合で4安打の活躍。ワールドシリーズで日本人初の最優秀選手に選ばれたそうです。

 二人前は、ノーベル医学生理学賞受賞の山中伸弥教授。若いころは外科医を目指したが、思い通りに手術ができずに先生や仲間に「じゃまなか」と称され叱咤の日々。これを機に、外科医をあきらめ研究者の道へ進まれ、努力の結果、IPS細胞を発見さら一躍有名人になられました。

お二人とも目の前の不運や挫折に負けることなく、その逆境を糧に成功された人ですね。

「人間万事塞翁が馬」とは、人生や世の中で悪いことが起こっても、実は良いことにつながっているという意味の中国の古い言葉でもあります。

 こんな時だからこそ、負けずに頑張ったら道は開けると思っています。「ピンチはチャンス」ととらえて、希望の春を呼び寄せましょう!

大阪わかものハローワークは、頑張る皆様を応援します!