2016年12月22日木曜日

「カモメに飛ぶことを教えた猫」

今日はわかハロのジョブサポ・キャットウーマン、Mが書かせていただきます。

例年、この時期はお気に入りの猫のクリスマスソングCDを聴いていましたが
昨秋、生後間もない保護猫2匹と暮らし始めてから
毎日リアルニャンコとほっこり過ごしています。

さて、皆さんは「カモメに飛ぶことを教えた猫」(白水社)というお話しはご存知でしょうか?
チリ出身のルイス・セプルベダ著、大人も楽しめる童話です。
お芝居になったり、教科書に載ったりしているようなので
ご存知の方も多いかもしれませんね。

主人公はドイツ北部、ハンブルグの街に暮らす太っちょの黒猫、ゾルバです。
ある日彼は、瀕死のカモメから大変なことを頼まれます。
これから自分が生む卵をかえし、ヒナを育て
大きくなったら飛ぶことを教えて、というのです。
ゾルバは必死の願いを受け止め、
フォルトゥナータ(幸運)と名づけたヒナを、仲間の猫たちと、愛情いっぱいに育てます。

そして、航空力学も学んで、大きくなったフォルトゥナータに飛ぶことを教えるのですが、
17回挑戦し、17回失敗。
彼女は自信を失いかけてしまいます。
ゾルバたちは、1日限りのタブーを破ってでも、この難題を解決しようとします。
そして・・・。

ある霧雨の夜、ゾルバたちはフォルトゥナータを伴って教会の塔にやってきます。
飛ぶことを怖がり尻込みするフォルトゥナータ。
ゾルバは、飛ぶ方法ではなく、彼女の大好きな雨や風、太陽を感じるように教え、励まして
彼女の背中をそっと押すのです。

  「飛んでる!ゾルバ!わたし、飛んでる!」
  フォルトゥナータは喜びを全身に表して、叫んだ。 はてしなく広がる、灰色の空から。
  
  詩人はゾルバの背中をなでた。
  「猫くん、成功したね。」 彼は優しくため息をついた。
  
  「最後の最後に、空中で、彼女はいちばん大切なことがわかったんだ」 ゾルバがつぶやいた。
  「いちばん大切なこと?」
  「飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が、
  全力で挑戦したときだけだ、ということ」 ゾルバは答えた。

河野万里子さんの日本語訳もとてもやさしさにあふれていて、読むたびに心が温かくなります。

私たちわかハロのスタッフも、毎日、ゾルバや仲間たちと同じように、大空へと飛び立とうとする若い方たちを心からサポートしています。
わかハロで、自分らしい未来に向かって一歩前に踏み出してみてくださいね。

Wishing you a very merry Christmas and a beautiful holiday season!!!